遺品整理にかかる費用は、物件の大きさや荷物の量によって大きく異なるため、事前に相場を把握しておくことが大切です。
本記事では、遺品整理の費用相場・平均から物件タイプ別の目安、費用の負担者や相続税との関係まで詳しく解説します。
遺品整理の費用相場はいくら?平均料金の目安を解説
遺品整理の費用は間取りや作業内容によって幅があるため、まず全体の相場感を確認しましょう。

遺品整理の費用相場・平均はどのくらい?
遺品整理の費用相場は一般的に5万円〜85万円程度と幅広く、間取りや荷物量によって平均的な目安が異なります。
| 間取り | 費用相場の目安 | 作業時間の目安 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3万円〜8万円 | 2〜4時間程度 |
| 1LDK・2DK | 8万円〜15万円 | 4〜6時間程度 |
| 2LDK・3DK | 10万円〜20万円 | 半日〜1日程度 |
| 3LDK | 15万円〜50万円 | 1〜2日程度 |
| 4LDK以上 | 22万円〜85万円 | 2日以上 |
*参照:goodbyebuy.jp
遺品整理の料金表で見る費用の内訳
遺品整理の料金は基本作業費だけでなく、さまざまな費用が積み重なって総額が決まります。
| 費用項目 | 内容 | 目安金額 |
|---|---|---|
| 基本作業費 | 仕分け・梱包・搬出作業 | 総額の40〜60%程度 |
| 廃棄物処分費 | 不用品の運搬・処分にかかる費用 | 総額の20〜30%程度 |
| 清掃費 | 部屋の清掃・消臭・消毒 | 1万円〜5万円程度 |
| 出張・交通費 | 業者が現地に来るための費用 | 0円〜1万円程度 |
| 貴重品・形見の仕分け | 遺品の丁寧な仕分け作業 | 業者によって異なる |
*参照:m-ihinseiri.jp
遺品整理に50万円は妥当?高い・安いの判断基準
遺品整理の費用が50万円になるケースは、広い物件や荷物量が多い場合には十分あり得る金額です。
50万円という費用が妥当かどうかは、以下の観点から判断することができます。
- 間取りが3LDK以上の広い物件である:3LDK以上になると15万円〜50万円が相場のため、上限近い金額となる
- 荷物量が非常に多い:長年暮らした家で荷物が大量にある場合は費用が高くなりやすい
- 特殊清掃が必要な状況:孤独死・腐敗・異臭がある場合は消毒・消臭作業で費用が加算される
- 搬出経路が困難:エレベーターなし・階段のみ・狭小道路などの環境で追加費用が発生する
- 家電・大型家具が多い:処分費用が品目ごとに加算されるため総額が上がりやすい
逆に、荷物が少ない1LDK〜2LDKの物件で50万円を提示された場合は、複数業者への相見積もりを取ることをおすすめします。
*参照:relief-company.jp
物件タイプ別の遺品整理費用相場
物件の種類や広さによって費用の目安が異なるため、それぞれの相場を確認しておきましょう。
[ihinseiri-hiyo]
一軒家の遺品整理費用相場
一軒家の遺品整理費用は規模が大きくなりやすく、相場は22万円〜70万円程度といわれています。
| 一軒家の広さ(間取り) | 費用相場の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 2LDK〜3LDK程度 | 15万円〜50万円 | 荷物量・庭の有無で変動 |
| 4LDK以上 | 22万円〜85万円 | 蔵・倉庫がある場合はさらに高額になりやすい |
一軒家の遺品整理では、以下の点が費用を左右する主な要因となります。
- 蔵・物置・ガレージなど付帯建物の有無
- 庭の草木・大型ゴミの処分が必要かどうか
- 作業スタッフの人数と日数
- 遺品の買取対応で費用を相殺できるかどうか
遺品整理と買取を同時に依頼できる業者を選ぶことで、一軒家の費用を大幅に抑えられるケースもあります。
*参照:taiyo-net.co.jp
アパート・マンションの遺品整理費用相場
アパートやマンションは一軒家に比べて費用を抑えやすい傾向がありますが、搬出環境によって追加費用が発生することもあります。
| 間取り | アパート・マンションの費用目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3万円〜8万円 | 荷物が少なければ比較的安価 |
| 1LDK・2DK | 8万円〜15万円 | 家具・家電の量で変動 |
| 2LDK・3LDK | 10万円〜25万円 | 荷物量・居住年数で大きく差が出る |
マンションやアパートで費用が割高になりやすい主なケースを確認しておきましょう。
- エレベーターがなく、階段での搬出が必要な場合
- 高層階で搬出に時間がかかる場合
- 駐車スペースが遠く、トラックの横付けができない場合
- 管理規約により作業時間帯が制限される場合
*参照:portal.town.hirono.iwate.jp
遺品整理の費用は誰が払う?相続税との関係も確認
遺品整理の費用負担者や、相続税の控除対象になるかどうかは、整理を始める前に確認しておくべき重要なポイントです。
遺品整理の費用は誰が負担するのか
遺品整理の費用は、法律上の明確な規定はなく、遺族間の話し合いで決めるケースがほとんどです。
一般的な費用負担のパターンは以下のとおりです。
- 相続人全員で分担する:複数の相続人がいる場合は、相続割合に応じて費用を分け合うことが多い
- 相続財産から支払う:故人の預貯金や遺産から遺品整理費用を充当する方法で、遺産分割前に認められるケースもある
- 実際に作業した人が立て替える:後から他の相続人に請求・精算する形をとることもある
- 賃借物件の場合は相続人が負担:賃貸物件の場合、退去・原状回復義務を伴うため相続人が費用を負担することが基本となる
費用負担をめぐってトラブルになることも少なくないため、事前に相続人間で話し合いをしておくことが大切です。
*参照:souzoku-mado.jp
遺品整理の費用は相続税の控除対象になる?
遺品整理の費用は、一定の条件を満たす場合に相続税の債務控除(葬式費用控除)として認められることがあります。
| 費用の種類 | 相続税控除の可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 遺品整理全般の作業費用 | 原則として控除対象外 | 葬式費用には該当しないと判断されることが多い |
| 墓地・仏壇の購入費用 | 控除対象外 | 非課税財産に該当するため控除不可 |
| 故人の債務(未払い費用など) | 控除対象になる場合あり | 債務として相続財産から差し引ける |
| 相続財産の維持・管理費用 | 控除対象外 | 相続財産の取得に必要な費用とは区別される |
遺品整理費用が相続税の控除対象になるかどうかは状況によって異なるため、税理士や税務署に個別に確認することを強くおすすめします。
まとめ
遺品整理の費用相場と、費用に関わる重要なポイントを以下に整理しました。
- 遺品整理の費用相場は1R・1Kで3万〜8万円、4LDK以上では22万〜85万円が目安
- 料金の内訳には基本作業費・廃棄物処分費・清掃費・交通費などが含まれる
- 50万円という費用は3LDK以上の広い物件や特殊清掃が必要な場合には妥当な金額といえる
- 一軒家の遺品整理は22万〜70万円程度、アパート・マンションは3万〜25万円程度が相場
- 費用負担は相続人間の話し合いで決めることが多く、相続財産から支払うことも可能
- 遺品整理費用は原則として相続税の控除対象外だが、詳細は税理士に確認を
遺品整理の費用を少しでも抑えるためには、複数の業者から相見積もりを取ること、遺品の買取に対応している業者を選ぶことが有効です。
費用の準備や負担者の確認を事前に行い、スムーズな遺品整理につなげましょう。
[ihinseiri-hiyo]

